カシャッサ・カウンシル

カシャッサ(サトウキビからつくられるブラジル原産の蒸留酒)の中でも中小規模の酒造家による手作り製品クラフト・カシャッサ(カシャッサ・アルテザナウ)の人気が年々高まる中、クラフト・カシャッサに特化したのEC(電子商取引)サイト「カシャサリーア・ナシオナウ」が、今年(2018年)、前年比で150%の成長が見込まれているという。現地ビジネスメディア「ペケーナス・エンプレーザス・イ・グランヂス・ネゴーシオス」が伝えている。

「カシャサリーア・ナシオナウ」はクラフトカシャッサの通販サイトのパイオニアだ。

ハファエウ・アラウージョとマルコス・パオリネッリが、国の各地に点在する酒造家のカシャッサを一堂に集めて販売するこのサイトを旗揚げしたのが2009年のこと。

当時、カシャッサの名産地であるミナスジェライス州では地元産のカシャッサはワインやビールと共に店に置かれていたが、他の地方のカシャッサを知ったり手に入れることは困難だったという。現在同サイトでは国中の1000以上のクラフトカシャッサを扱っている。

事業は一般消費者向けだけでなく、飲食店の仕入れにも対応しているほか、2015年には月額の会費(99.90レアル、約3000円)を払うとセレクトされたカシャッサが定期便で送られてくるおまかせ購入サービスをスタートして好評を得ているという。このサービスを始めたことで、消費者に、ブラジルのよりさまざまな地域のブランドと出会う可能性を提供し、同時に、小規模生産者を支援することができるとアラウージョ氏は語る。

2016年にはミナスジェライス州ベロオリゾンチ市に初のリアル店舗をオープンした。店ではカシャッサだけでなく、チーズやスペシャルティ・コーヒー、瓶づめフルーツなど同州の名産品も販売している。

「クラフトカシャッサはブラジルの特産品として世界中で注目を集めています。このプレミアムな飲み物が世界へ羽ばたいていこうとしているとき、飛翔に貢献できることを誇りに思います」(ハファエウ・アラウージョさん)

(文/麻生雅人、記事提供/MEGABRASIL、写真/Divulgação)
写真はクラフトカシャッサを手にするハファエウ・アラウージョさん